実行委員長挨拶
第36回重症心身障害療育学会学術集会の開催にあたって
社会福祉法人 埼玉県社会福祉事業団嵐山郷
センター長 德山 研一
このたび、第36回重症心身障害療育学会学術集会を開催する運びとなりました。
歴史と伝統ある学術集会を埼玉県で開催することができ、誠に光栄に存じます。
今回のテーマは「過去から未来へ。つながってひろげよう。」です。
本学術集会の開催準備を進める中で改めて実感した「つながり」の重要性に基づき、本テーマを選定しました。
今回の学術集会では、埼玉県内にある7つの重症心身障害児者施設が協力して準備・運営を進めております。
各施設が互いに知恵を出し合い、協働して進めている準備を振り返り、重症心身障害児者施設間での「つながる」ことの大切さを強く実感しているところです。
学術集会終了後も、この強まったつながりを大切にして障害児者福祉事業に取り組んでいきたいと考えております。
また、学術集会の当日には、全国からご参加いただく皆様同士が活発な意見交換・情報交換を通してつながり、連携の輪を広げていっていただければと考えております。
更には参加された皆様がこの学術集会で得られた情報を各自の施設に持ち帰り、それぞれの職場で還元していただくことが、障害児者福祉事業の「未来へ」の扉を開いていくための一助となることを願っております。
今回、一般演題は、88演題を16のセッションに分けて発表いただく予定です。
活発な討論を期待しております。特別講演は、社会福祉法人びわこ学園理事長の口分田政夫先生にお願いいたしました。
障害施設の歴史、現状の課題や今後の展望など重症心身障害療育について包括的なご講演をいただく予定です。
教育講演は、当施設の内田淳歯科診療部長に、長年取り組んでこられた摂食・嚥下リハビリテーションの実践内容についてお願いしております。
さらに、昨年度、読売療育賞を受賞された信愛医療療育センター(居澤氏、近田氏)による受賞講演も予定しております。
今回の会場「埼玉会館」は、「日本資本主義の父」とも称され、昨年発行の新一万円札の肖像にもなりました埼玉県出身の渋沢栄一翁が設立に大きく関わっています。
昭和41年の改築時には、日本を代表するモダン建築の巨匠、建築家・前川國男氏が設計を手がけました。
人の流れをゆったりと包み込むような機能性と美しさの融合した空間が魅力です。
ぜひ、当日は埼玉会館の歴史と建築美もお楽しみください。
埼玉県は、荒川や利根川などの豊かな河川、秩父の美しい山並み、見沼田んぼや武蔵野の雑木林など、豊かな自然に恵まれた田園都市です。
さらに、首都東京に隣接し、6つの高速道路や5種類の新幹線など充実した交通網を有した「交通の要衝」として、都市の賑わいと利便性を兼ね備えた都市でもあります。
近年、とある映画で「愛あるディスリ」をいただいた県でもあります。
実際にはどのようなところか、ぜひ、皆様の目でお確かめいただければ幸いです。
多くの皆様のご来場を、心からお待ちしております。