理事長挨拶

第36回重症心身障害療育学会学術集会の開催にあたって

公益社団法人 日本重症心身障害福祉協会
理事長 児玉 和夫

本学術集会は、途中新型コロナ感染症のために1回だけ中止の年がありましたが、高知での第33回学術集会以来会場に集まっての開催が実現し、以後仙台、北九州と回を重ねることができました。
中断以後皆様からどれだけの発表が寄せられるのかが心配されましたが、幸いに今回は80を超える演題申し込みをいただいているようで、本当に有難いと思っています。

本療育学会の意義は、現場で日々努力されている多くの方の生の経験、工夫、提案、研究が発表として寄せられることです。
私自身もこれまで、本学会での発表に学び、自分の施設の療育に取り入れてきました。
同時に施設からの実践経験を毎年学術集会で発表し、今まで2回奨励賞をいただきました。
1回は理学療法士の発表、2回目は生活支援員の発表です。毎年の読売療育賞、奨励賞をいただいた発表を見ても、幅広い職種からの実施に基づいた研究が対象になっています。
これを見ていると、本当に良い学会であり、学術集会になったと感じます。
これほど実践に根ざし、全ての関係者が平等に発表でき評価されるという学会はなかなかありません。

現在日本の重症心身障害児者への療育は大きな転換点を迎えています。
施設と地域の関係のあり方をめぐって、厚生労働省やこども家庭庁による調査研究が行われています。
おそらく近々、制度上にも報酬上にもかなりの変化が起きてくるでしょう。
そうした時にも、重い障害を持った方々とどう接していくのか、どう支援していくのか、という基本は変わりません。
その基本をより充実させていくためにも、この学会と学術集会での発表は大事です。
この第36回の会で更にレベルが向上していくことを願います。

本学術集会が埼玉県で開催されるのは、まだ研究大会であった2000年に大宮市で開かれて以来25年ぶりになります。
今回の開催までご努力いただいた埼玉県立嵐山郷をはじめ埼玉の皆様に御礼申し上げます。
また当協会の中で担当しているのは学術委員会ですが、今年度は根津敦夫委員長が委員長となり、学術委員の方々と頑張ってこられました。
ありがとうございました。

おわりに、今年度も読売光と愛の事業団からは、療育賞を含め多大なご支援をいただきました、熱く御礼申し上げます。

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